「ボッチプレイヤーの冒険 〜最強みたいだけど、意味無いよなぁ〜」
第13話

第12話へ戻る


ボウドアの村編
<セルニア>


 「さて、どうするかな?」

 丘の上から見た限り、殲滅するのならそれほど大変でもない
 戦闘速度で全力で移動し、斬って周れば物の5分も掛からずことは済むだろう

 「でも、殺すわけには行かないんだよなぁ」

 ここが面倒な点でもある

 全力で移動して殴ったりしたらその反動だけで死にそうなんだよなぁ、この野盗たち
 何でこんなに弱いのに野盗なんてやっているんだろう?

 「いや、弱いからこんな辺鄙な村に来てるのか」

 強ければ商人のキャラバンを襲ったほうがいいよなぁ
 そんなことを考えながらぶらぶらと村の中を歩く

 これはやる気が無いという事ではなく、急いで移動すると見逃してしまう場合があるのと待ち伏せされてもし不意を撃たれると、反撃に力が入ってしまって殺してしまう可能性が高いからだ

 「で、ふらふらと歩いているだけで向こうから来てくれるから助かるというのもあるんだけどね」

 移動速度が遅いということのもう一つのメリットがこれ
 向こうがこちらの位置を把握しやすいので、こちらが探さなくても、あちらが探し出して向かってきてくれるのだ

 向こうが襲いやすいようゆっくりとした歩調で進み、物陰など、どこかに視線を合わせず、視界全体をぼんやりと見ながら進む
 これはどこか一点に集中していると些細な変化を見逃してしまうからだ

 しばらくは少し開けたところを進んだけど、そこでは敵の襲来もなく、これでは埒が明かないからと思い立ってより襲いやすいであろう民家の密集した地域へと移動
 すると視線の端、ぎりぎりのところで動くものがあった

 「おや?お客さんが来てくれたみたいだね」

 奇襲をかけようとしていたのであろう、民家の影からこちらを窺っていた野盗を襲い掛かってくる前に補足
 どうやら3人で囲んで一斉に攻撃するような布陣だ

 「う〜ん、方法としては正しいんだけどね」

 いかんせんレベルが違いすぎる
 襲い掛かってきてから対処してもいいのだけれど、それも時間の無駄なので相手のレベルではとても反応できない速度まで身体速度を上げ、こちらを見失ってパニックになっている野盗たち一人一人の後ろに回っては軽く殴って無力化していく

 この後もう一組襲ってきたのだけれど、そちらもほぼ同様に無力化完了
 殺せないのでいちいち縛り上げるのが面倒だけど、それ以外は機械的にできるほどの容易い事だった

 しかし戦闘が容易く、野盗たちの行動を冷静に観察できたおかげで、一つ感心させられる事に気が付いた
 この野盗たち、弱い割にと言うか、弱いからと言うか、ちゃんと複数で組んで行動しているんだよね

 私の偏見かもしれないけど、野盗って統率が取れていないというか、各自ばらばらに襲い掛かってくるというイメージだったんだけど、この野盗たちはちゃんとチームを組んで攻撃を仕掛けてくる

 時に待ち伏せをしたり、前から攻撃をして気を引いている間に複数が後ろに回って攻撃したりと、まるで冒険者がモンスターに対して仕掛けるような感じがするんだ

 「この世界では野盗でさえこれだけの動きをするんだ。いや、実際の世界でもゲームと違ってこうなのかもな」

 そう考えてみた場合、この野盗たちはちゃんと統制が取れているという結論に達する
 となるとそろそろ、私には勝てないから逃げ出そうという事になるんだけど・・・

 「店長ががんばってるだろうから、逃げるのは無理なんだよね」

 セルニアは探索技能が私よりはるかに高い
 潜んで攻めてくる者もいるかもしれない地上階層の統括であり守護者でもあるのだから当たり前で、そのセルニアから逃げる事などかなりの力量が無いと無理だろう
 当然、今ここにいる野盗たちではとても無理な話である

 「でも統制が取れているとなると、そろそろ、その事にも気づいているだろうなぁ」

 丘の上から見た村にいる野盗の数と今まで無力化した人数を考えながら、向こうもそろそろ総力戦を仕掛けてくるだろうなぁなんてことを考えながら村をぶらつくシャイナだった


 ■


 「何なんだ、あいつらは」

 野盗のリーダー、エルシモ・アルシ・ポルティモはあせっていた
 ついさっきまでは順調にすべての事が進んでいたのに

 周辺に国の巡回兵士は居らず、この村に住む村人も最初の頃こそ強固な抵抗を見せはしたが所詮は戦闘などした事もない者たちだ
 力自慢であろうものたちを最初に無力化し、逃げるものは追わないという姿勢を見せる事によって抵抗するものは時間が経つごとに減っていった

 これなら今日も誰も殺すことなく、略奪を終わらせて逃げる事ができただろう
 この村人たちには悪いが、今日取った分があれば1〜2ヶ月は生活できるし、その間は誰も襲う必要もない

 あまり頻繁に、それも狭い地域の村を襲うと名が売れ、強い冒険者や騎士が討伐に来てしまう
 彼の思惑としては、この村から引き上げた後はしばらく潜伏し、この金と食料を持って別の地域へ移動するつもりだったのだ

 そしてその思惑通り、もう少しですべて終わるはずだった
 そう、あの絶叫とも言える女の声が聞こえるまでは

 「子供を泣かすやつとか聞こえたような気がしたけど、子供なんかいないじゃないか」

 村に入ったとき、彼も子供がいないことに安堵していた
 子供がいると、その子供を守るために親は必死になる
 今まではそのような場面には出くわしてはいないが、抵抗の強さによっては親を殺さなければならない場合もありえるのだ

 それだけにあの絶叫には彼も心底驚いた
 子供、居たんだと

 そして彼の驚きはまた別の大きな驚きで塗り替えられる

 盗賊の技能を持つメンバーによる偵察を行ったところ、村に現れたのはたった3人
 一人は騎士風の女で、後の二人は10歳くらいの子供とメイドとの事だった

 騎士風の女の力量次第では撤退もやむなしとは思ったが、こちらの数は20
 内、6人は元銀の冒険者だ
 この戦力ならたとえその騎士風の女が金・・・いや白金の冒険者の力量を持っていたとしても勝つ事はできるだろう

 少なくとも、あと少しで終わる略奪の時間くらいは足止めできると判断して銀の冒険者と鉄の冒険者を数名向かわせた

 ところが、その足止め部隊が全員一激で倒されたというのだ
 それも剣も抜かずに拳で

 おまけに退路を確保するために先行させたメンバーが、今度はその騎士と一緒にいたと思われるメイドに捕まったというのだ

 「捕まったって、やつらが向かったのは騎士風の女たちを確認した場所とは逆方向だぞ。別のメイドがいたんじゃないのか?」
 「いえ、報告によると外見や服装の特徴からして、双子でもなければ同じ人物だと思われます」

 何がなんだかわからない
 いったい何が起こっているというのだ

 「話を総合すると、女騎士は白金どころかミスリル級の相手でメイドももしかするとそのレベル。おまけに高速移動ができると言う何ともばかばかしい話になるんだが」
 「確かにそうなりますね」

 盗賊の相槌を聞いて頭が痛くなる

 「何でそんなやつらがこんな辺境にいるんだ?」
 「解りませんが、とにかく早く何か手を打ったほうがいいんじゃないですか?最初の命令で見かけたものは足止めとして騎士風の女に襲い掛かるように指示してあるので」

 確かにそうだ
 盗賊にとにかく一度あつまるように全員にまわすようにと指示を出して考え込む

 「場合によってはあれを使わないといけないかもな」

 エルシモは腰から下げた皮袋の中に大事にしまってあるマジックアイテムの事を想像し

 「少し、いやかなりもったいないけど、捕まるわけにもいけないし」

 過去、金の冒険者として行動して得た最大のお宝を、金に困った時も、もしもの時の為に必要になるかもしれないからと売らないで取っておいて本当によかったと心の底から思っていた


 ■


 「う〜ん、逃げ出す様子、無いみたいですねぇ」

 セルニアはシャイナの命令どおり、村から離れようとしていた一団を捕まえ、その場で探知の魔法を使って村の中を探っていた

 あくまで魔法で位置を探っているだけのなので相手の考えまではわからないのだが、どちらかと言うと1箇所に集まろうとしているように思える

 「反撃に出る気なのかなぁ?それともシャイナ様の実力を見て、全員でこちらに逃げてくるつもりかなぁ?」

 それとも両方から一番遠いところから逃げるつもりなのかも
 でも、それは意味が無いんだよねぇ
 探知魔法で全員を補足している以上、ばらばらに逃げたところで、それはただの兵力分散でしかない

 「位置が丸解りなのだから、私とシャイナ様が全力行動したらすぐに全員捕まえられそうだしね」

 ふと、横に転がしてある野盗を眺め、セルニアは思う
 シャイナ様は「解っているだろうけど、殺してはいけないよ」と仰られた

 あの時はうなずいたけど、なぜ殺してはいけないのだろうか?
 シャイナ様たちの話からすると、利用価値があるわけでも情報を得るためでもないようだけど

 NPCのセルニアからすると、敵対勢力はたとえ人間でもモンスターと変わらない
 それは敵と言う存在で、セルニアの創造主であり、仕える主たち至高の方々にとって害悪でしかないからだ

 当然知識として、セルニアは人間系の種族は基本味方だと知っている
 いや、知識と言うだけではなく、心から仲良くすべきものだと思うし、尊重すべきだとも思っている
 そう考えるよう主たちによって作られたのだから

 しかし、敵対したものにまでそのような気を使う必要があるのだろうか?
 モンスターだったら、存在するだけで人々に迷惑をかけるものなら、たとえ人を殺していなくても殺すのではないか?

 「なぜ人間系の種族だけ、敵対しても殺してはいけない場面があるんだろう?」

 やはり同属は殺したくないなんて事があるんだろうか?
 でもシャイナ様はフェアリーオーガでまるん様はグラスランナー、この野盗たちはそのどちらでもない人間のようだし、そうなると正確には同属じゃないよなぁ

 「難しい事は解んないや」

 メルヴァさんやギャリソンさんは頭いいけど、私はどちらかと言うと頭いい方じゃないからなぁ
 どうして私も頭をよく作ってくださらなかったのだろう?

 前にアルフィン様に聞いたら、その方が可愛いからだよって言ってくれたけど

 「頭がよければもっとアルフィン様たちの役に立てると思うんだけどなぁ」

 数日前の会議を思い出す

 メルヴァさんとギャリソンさんはちゃんと自分の意見を言えていたのに、私は参加していただけだ

 ただ一人村の周りを見張るという仕事を与えられ、しかし誰も外に逃げ出さないという空白時間ができてしまったセルニアは、もしかしたら私は役立たずなんじゃないかと言う疑念が沸いてしまった

 ここにアルフィンやシャイナがいたらそれは適材適所、役割分担と言うもので、セルニアは地上階層統括&コンセプトパーティーホール責任者権店長と言う立場上、戦闘力こそ他の二人と同等だけど、本来の目的としては人を和ませたり楽しい気分にさせるために生み出されたのだから、難しい事を考えるよりも、いつも笑顔を絶やさずにいてほしいんだよと説明をしてくれたのだろう

 しかし、ただ一人佇んでいる今の状況では誰もそれを否定してはくれず、ただただ思考の迷宮に迷い込むだけだった

 そこへ

 「店長、聞こえる?」
 「あ、シャイナ様、はい、聞こえます」

 シャイナ様から<メッセージ/伝言>が飛び込んできた

 「そっちはどう?こちらの方はどうやら襲い掛かってくるのはやめたようだけど」
 「はい、最初に数人村から出ようとしたので捕まえましたが、それ以降は誰も出て行こうとはしていません。その後、偵察に数度こちらに来たようですが、逃げ出したわけではないので持ち場から離れず放置しました。他の野盗は、今のところ逃げ出そうとはしていないようです」
 「そうかぁ」

 なにやら考えているようで無言の時間が流れる

 「う〜ん、となると集団でこちらに反撃を加えて一撃離脱をするつもりなのかもなぁ」
 「もしくは、全員で私の方か、シャイナ様と私から一番遠いルートを通って逃げるつもりなのかもしれません」
 「ああ、それは無いと思うよ」

 即座にシャイナ様から否定的な言葉が返ってきた

 「まず、そちらに逃げる可能性だけど、もし店長にねばられて足止めされた場合、そちらに向かって歩いている私との挟撃を受ける可能性がある。でも、店長は何か思惑があってずっと動いてない。だから私の方に来てねばられたとしても挟撃される可能性はずっと低いからね」
 「なるほど」

 そんな事はまったく考えてなかった
 さすがシャイナ様

 「次に私たちから一番遠い地点から逃げるという話だけど、これだけ統制の取れている野盗たちなら店長が何らかの方法で高速移動してその地点にいることは知っていると思うんだ」
 「そうですねぇ」

 私ならすぐに追いつけるから無いという事かな?

 「それが解った場合、次に考えるのはその高速移動が店長だけしかできないのか?それとも、私もできるのかと言うこと。もし私もできるのなら、たとえ店長がそのまま動かなかったとしても撤退時に私に無防備な後ろから襲われる事になってしまう。これは怖いよね。だからそれも無いと思うんだ」

 そこまで考えて、無いと判断しているのか
 統制が取れているかどうかだけで、相手の行動って読めるんだなぁ

 やっぱりメルヴァさんやギャリソンさんならシャイナ様に説明されなくても解ってしまうんだろうなぁ
 そんな事を考えて、またちょっと落ち込んでしまうセルニア

 そんなセルニアの頭にある懸念が浮かぶ

 「シャイナ様、相手はシャイナ様の強さがわかっているんですよね?」
 「そうだね」

 だとすると・・・

 「シャイナ様、もしかしたら野盗は村人を人質に取るのではないでしょうか?」
 「うん、その可能性はあると思うよ」

 なると思うよって、そうなったら大変じゃないですか!

 「それに関しては一つ考えている事があるから。まぁ、はったりではあるけど、何とかなると思うよ」
 「それでも、シャイナ様が危険にさらされる可能性が・・・もし、シャイナ様に傷でも負わせる事になったら・・・」

 もしそんな事になったらアルフィン様たちに顔向けができない

 「ああ、大丈夫、最悪野盗たちの何人かに逃げられる事はあるかもしれないけど、私が傷を負う事は絶対に無いよ。と言うか、彼らではどうやっても私にダメージ与えられないから」
 「あっ確かにそうですね」

 スキル開放中のシャイナ様相手では、彼らは髪の毛1本斬る事もできなさそうだ
 そんな事も気付かないなんて、やっぱり私はだめだなぁ

 「でも店長、役割だけではなくこちらの事もちゃんと考えていたんだね、偉い偉い」
 「いえ、そんな」

 私なんかメルヴァさんたちと比べたら・・・

 「店長たちがいつも命令された事だけじゃなく、ちゃんと考えて行動してくれて助かってるよ」
 「でも私はメルヴァさんやギャリソンさんと違って・・・」
 「それは違うよ」

 私の言葉に何か思うところがあったのか、話をさえぎってシャイナ様がお話をはじめたのであわてて聞く体勢をとる 

 「アルフィンも同じ事を言うだろうけど、てん・・セルニアとメルヴァたちは違う。立場と言うより、作られたコンセプトが違うんだ。だからメルヴァたちと同じ様に考えられても困る」
 「そうでしょうか?」

 慰められているのかな?

 「どちらかと言うとメルヴァやギャリソンは私やアルフィンと同じ思考の方向を向いているんだよね。まぁ、頭のよさはメルヴァたちの方が上だけど」
 「いえ、そのような事は!」
 「あるんだよ、そう作ったんだから」

 シャイナ様の声が笑ったような口調となって、私の言葉を否定した

 「でも、セルニアはまったく違う視点で考えるように作ってもらったんだよ。何と言うかなぁ難しく考えない故の視点と言うか・・・まるんたちみたいな視点。これによって色々な方向から物が見られるようにしたかったわけだ」

 よくは解らないけど・・・

 「私はこのままでいいのでしょうか?」
 「いいと言うより、そのままでいてもらわないと困る、店長はうちのなごみ担当だからね」
 「はい」

 そうか、私はこのままでいいのかぁ
 シャイナ様の御言葉で、さっきまで沈んでいた心がすぅっと軽くなった気がした

 「ありがとうございました、シャイナ様」
 「いえいえ、どういたしまして」

 本来ただ仕えるだけの私たちにまで気を使っていただける、そんなシャイナ様たちが大好きだ

 「あっ、シャイナ様」
 「どうかした?」

 会話中もずっと発動したままだった探索用魔法に動きが見られる

 「シャイナ様のほうに野盗たちが移動を開始したみたいです」
 「そうか、やっぱり私の方に向かってくるみたいだね。それでは店長、もう少し観察して、伏兵がそちらに向かわないことを確認したらこっちに向かってね」
 「はい、解りました!」

 さて、最終局面だ
 シャイナ様のお役に立てるよう、私もがんばらないとね

 「あ、店長」
 「はっはい!」

 切れたと思っていた<メッセージ/伝言>がまだ繋がっていたようでびっくり

 「張り切るのはいいけど、力入れすぎて人間を殺さないようにね」
 「はい!解っています」

 念を押されてしまった
 でも、ホント、なぜ野盗を殺してはいけないんだろう?
 それだけが未だ解らないセルニアだった

あとがきのような、言い訳のようなもの


 NPCはやはりこのSSでもNPCであると言うお話でした

 うちのNPCたちはナザリックのNPCと違って人間味があるのですが、基本的な思考がNPCであるために機械的なんですよね

 ナザリックのメンバーは自分たちの仲間以外はすべて虫けら程度にしか思わないように設定されて、その思考の方向に沿って動いているように私は感じています
 それに対してうちの子達は特に方向性を持つような設定をしていないんですよ

 これはほとんどギルド以外のものを迎え入れる事が無く、なおかつ常に敵がいて自分たちを守らなければいけなかったナザリックと、お客様をお迎えして接客する事が多かったイングウエンザーの差なんだと思います

 外部の人間に対して共通した意識を持つ必要が無かったという事なんでしょうね
 この為、知識として人間を仲間と見ることはできるのですが、それは知識の上でしかないのでその人間たちが敵対した場合、彼らからするとそれは人間ではなく敵と言う記号になるのだと思います

 転移したすぐの頃のNPCの感情は実は感情ではなく知識で、常のそれを元として行動する
 これ、ナザリックの面々がアインズからいくら言われても人間たちに対する対応が代わらないのも同じ理由なんじゃないかなぁと私なりに分析した結果が今回のセルニアの一人語りパートのコンセプトになりました

 まぁ、今の世界に転移してからは、時間が経ち、色々な経験を経てナザリックのメンバーも徐々に知識やプログラムではなく、個々の心や感情を持ち始めているように見えますが

 と言うわけで、うちの子達もだんだん人間らしい思考をするようになるんじゃないかな?

第14話へ

オーバーロード目次へ